仕事のやりがい

Vol.002
2018.07
看護師
勤続年数: 6年6ヶ月

看護提供方式の変更における リーダーシップの発揮 

私が勤務する石川島記念病院は、1年間の休院を経て回復期リハビリテーション病院として2019年9月に再建された。中央区の中心地にあり小規模病院ながら地域の人々、特に高齢者のQOL維持向上に欠かせない病院となった。私は、旧病院から引き続き看護部主任職を拝命している。

当看護部は2020年2月から看護提供方式を固定チームナーシングに変更した。この方式は継続した質の高いケアの提供と人を育てることに優れていると言われている。それは私が仕事をする上で大切にしてきたことに繋がっており、二つの事を常に意識している。1、患者さんが安心して入院生活を送れる環境を提供する事 2、スタッフがやりがいを持って楽しく仕事をすること である。1については、回復期リハビリテーションはその名の通りリハビリをしてADLを向上回復させていく機能である。そのためには安全にリハビリに取り組める5S活動を推進していくことが重要である。リハビリを妨げない環境の工夫や改善により患者さん・ご家族が安心した入院生活を送っていただく事が可能となる。2については、スタッフが仕事のやりがいを持つ仕組みについて、スタッフ全員がリーダー業務や委員会活動の役割りを担い病棟運営に参加する事で、役割に結果が伴ったときの自己達成感は仕事への楽しさや次のステップに繋がっていくと確信している。

固定チームナーシングになっても、主任としてリーダーシップを発揮して、スタッフの行動変容に関わることにやりがいを感じている。そして、患者FASTの看護観を後進に引き継いでいけるように自己研鑽している。