石川島記念病院に入職する前は療養病棟の病院で薬剤師として入院患者の処方を行なっていました。その病院では寝たきりの患者さんが殆どで、処方内容もそれほど変わることはありませんでしたが、当院に入職した昨年9月はコロナの重点医療機関として、コロナ患者さんを土日・夜間も受入れており、病院全体がある意味緊張感を持って患者さん対応に当たっていて、前職の職場とのギャップが大きく、緊張の毎日でした。

コロナ治療の薬剤は初めて扱うものが殆どで、自分なりに十分調べてから扱っていましたが、いままで経験したことのないような緊張感のもと仕事が出来ました。4月からは回復期リハ病院として患者さんを受入れていますが、同じ慢性期であっても、療養病棟とは仕事への取組みが随分違い、患者さんとの関わりが多くなりました。

お薬の説明をしに病室に伺い、患者さんの要望を聞いたり、なぜお薬が変わったり、少なくなったのかを納得していただくまでお話しています。

その中で退院してご自宅に戻った後の不安や、楽しみにしていること、ご家族のことなどお話いただくと、患者さんの退院に少しでも貢献出来たという思いが出てきます。

これからも患者さんの在宅復帰をお手伝いし行きたいと思います。