仕事のやりがい

Vol.017
2020.01
理学療法士
勤続年数: 11年10ケ月

回復期病棟とコロナ専門病棟を経験して

私は竹川病院に入職後、回復期と療養病棟の経験をさせて頂き育休を経て石川島記念病院に仕事復帰しました。前院では入院時から退院、その先の生活期まで患者さんに携わることができ、患者さんの身体が良くなっていく姿やご家族のお気持ちの変化等を感じることに、とても嬉しくやりがいを感じていました。

新しい環境で勤務が始まり、子供の体調不良で急な休みが生じることも多かったのですが、職員の方々はいつも優しくとても救われました。コロナ第5波、子供の保育園でコロナ陽性者が出て、子供も陽性。私は濃厚接触者の為1ヶ月弱出勤停止となりました。子供の容体が悪くならないか、また職場へ迷惑をかけてしまっているなど様々な感情の中、過ごしていました。

隔離期間を終えて出勤するとコロナ専門病棟となる準備が始まっていました。TVで見た感染病院の光景そのものでとても緊張しました。医師と看護師が治療の柱になりますが、様々な患者さんが入院されるため、PTも必要な患者さんに評価・介入を行っています。状態も悪く、隔離生活となり不安が強い方も多くいます。患者さんの心に寄り添い、不安が少しでも和らぐように心がけています。『楽になったよ!ありがとう!』と言って下さり退院される姿は、緊張感が続く中でとてもありがたく、やりがいへ繋がっています。第6波の現在は常時満床です。当たり前の日々は当たり前ではなく、どんなに幸せなことか痛感する毎日です。

第6波準備中に病棟勉強会に参加、私も発表の機会を頂き、回復期再開の準備も進めてきました。どんな状況下においても自分が出来ることを模索し、これからも出会う患者さんに還元していきたいです。