仕事のやりがい

Vol.015
2019.11
クラーク
勤続年数: 2年2か月

病棟クラークとしてできること

私は医療機関での就業経験がなく、「知識なし、前任者なし」のゼロからの業務スタートでした。不安な気持ちのまま働き始めましたが、医師、看護師、スタッフの方々が丁寧に業務を教えてくださったおかげで、現在まで仕事を続けられています。

私の業務は病棟クラークで、医師や看護師のように患者さんの病気の治療やケアをすることはできませんが、患者さんと日々接する仕事です。私は入院される患者さんと最初に接する者として、「自分が患者さんだったらどうか?」ということを常に考えながら接遇しています。

自分が入院するとなれば、不安な気落ちでいっぱいになります。だからこそ「事務仕事をこなす」だけでは不十分です。患者さんやそのご家族の不安を和らげるような言葉遣いや気配りで、少しでも穏やかな気持ちで入院生活ができることを念頭に仕事をしています。出勤時に入院患者さんからいただく「おはよう」の挨拶、退院時の「お世話になりました」「ありがとう」の言葉が、自分の仕事に対する何よりの評価、やりがいになっています。「患者さんのために」が結局は「自分のために」となっています。

現在は、コロナ病棟になったため直接患者さんと接する機会がありませんが、回復期病棟の再開時には今まで以上にやりがいをもって患者さんのため(=自分のため)に業務に取り組んでいきます。