仕事のやりがい

Vol.009
2019.04
言語聴覚士
勤続年数: 1年1ヶ月

担当症例を通してのやりがい

私は他の病院で回復期4年、訪問リハビリ3年経験し、石川島記念病院に昨年4月に入職いたしました。今までいろいろな症例を経験してきましたが、当院で私が経験した中で特に印象的なケースについてお話をさせて頂きます。その症例は重度の嚥下障害のため経管栄養でのご入院で、ご本人の希望は「ごはんが食べたい」「ラーメンが食べたい」でした。食べ始めるまでに時間がかかりましたが、最終的には食事が食べられるようになり、望まれていたラーメンも食べられるようになりました。STとして食事開始の1口目での「おいしー!」という言葉がとてもうれしく印象的でした。食事訓練・評価をする中で、患者さんの望む食事形態まで上げられないこともしばしばあり、悩むことが多くあります。その中でこのようなケースを経験し、とてもうれしく、またSTとしてのやりがいも改めて感じました。今後も難渋する症例を担当することはあると思います。患者さんが少しでも機能回復ができ、望まれる場所に退院できるよう今後も継続して努力していきたいと思います。