石川島記念病院に入職し1年6カ月が経過しました。前職は回復期病棟、整形外科・内科を中心とした一般病棟、地域包括ケア病棟のある病院に勤務していました。前職では、後輩育成よりも自己学習、自己研鑽をしつつ経験を積んでいくことを中心にお仕事をしていましたが、当院では新人教育や後輩育成に関わる機会が多くありました。新人教育、後輩育成をしていく中で知識不足や経験不足を感じる事は多くありましたが、前職での回復期での経験を活かしながら、また、よく学んでくれる後輩の姿勢に助けてもらい、新人の成長や後輩が新たなスキルを身につける姿を見ることに新たなやりがいを感じはじめ、何とか1年ほど勤務したところで病棟転換という時期を迎えました。回復期以外の患者様を受け入れ、異なる病棟で働くための後輩育成
が求められるようになりましたが、前職で地域包括ケア病棟の患者様を受け持った経験もあったため、どのような患者様が増えていくか、そこで求められるスキルはどのようなものかを後輩に伝えつつ、一緒に成長していくことができていると感じています。
　前職では経験できなかった後輩育成をする中で、患者様と関わること以外にも仕事のやりがいを感じられ、新たな発見がありました。中途で突然入職した私から学ぼうという姿勢をみせてくれる後輩の皆さんにも感謝をしながら、今後もお互いに切磋琢磨し、皆でよい作業療法士となれる環境を作っていけたらと思います。