仕事のやりがい

Vol.050
2025.04
経理
勤続年数: 3年 8か月

数字で医療を支え、地域包括ケアを守る経理のやりがい

入職して3年8か月。当院で、経理担当として働く毎日は、思いのほか“医療現場の温度”を感じられる時間の連続です。
経理の主な役割は、収入と支出の流れを正確に把握し、病院経営を健全に保つこと。請求業務や資金繰りだけでなく、新しい医療機器の導入やスタッフの教育費用など「数字」が患者さんの治療環境に直結する場面に立ち会えることが、大きなやりがいです。たとえば、財務分析を根拠に導入を提案した機器が実際に病棟で活用され、退院後の生活機能が向上した患者さんの笑顔を見たとき、自分の仕事が地域包括ケアを後押しできたと実感しました。
経理部門といえども“ひとり仕事”ではありません。看護師や医師、リハビリスタッフ、事務部門と行う各種会議では、現場の声と数字を突き合わせ、最適な資源配分を探ります。部門横断で意見を交わし合い、「このコストがこの療養環境を生む」という理解を共有できる瞬間は、チームの一員であることを強く感じる場面です。
これからも財務面から病院の持続可能性を高め、地域で暮らす高齢者の方々が安心して入退院できるしくみを支えるため、最新の医療経営知識とIT活用を磨き続けたいと思います。数字を通して医療を支える――その責任と達成感こそが、私にとって経理という仕事の何よりの魅力です。