入職して8か月、訪問看護の仕事に携わる中で、日々のやりがいを強く感じています。病棟での看護とは違い、訪問看護では患者さんの生活の場に直接伺うため、その方がどのような環境で過ごしているのかを肌で感じながらケアを行うことができます。
先日は、退院直後で不安が強かった患者さんのお宅を訪問しました。初めは緊張した面持ちでしたが、日々の健康管理や服薬確認、リハビリのサポートを重ねる中で、少しずつ笑顔が見られるようになりました。後日、ご家族から「あなたが来てくれると安心です」と言われたときは、この仕事を選んで良かったと心から思いました。
また、当院の訪問看護チームは訪問診療と一緒に動くことが多く、分からないことや迷うことがあればすぐに相談できる環境があります。現場での判断に迷うこともありますが、チームで支え合いながら一人ひとりの患者さんに向き合えることが、私にとって大きな安心感と成長につながっています。
患者さんの生活に寄り添いながら、少しずつでも「安心」を届けられること――これが、私が訪問看護師として日々やりがいを感じる瞬間です。