仕事のやりがい

Vol.065
2026.07
看護師
勤続年数: 5年4ヶ月

見送る背中に、この仕事の意味を感じる

この病院で働いて5年4か月。楽しいことばかりではなく、思うような看護ができず悩んだ日や、忙しさに追われた日もある。それでも、この仕事を続けてきて良かったと思える瞬間がある。
入院時には体調が悪く、不安そうだった患者さんが、治療やリハビリを重ねながら少しずつ元気を取り戻していく。退院の日、ご家族と一緒に自宅へ帰っていく姿を玄関で見送るとき、長く関わった方ほど寂しさを感じる一方、「ここまで元気になったんだ」という嬉しさもある。
この5年間で患者さんの姿も変わってきた。認知症のある方や、老々介護の方も増えている。病院の中で安全に過ごしていただくだけではなく、「この方が家に帰ったら、どのように生活するのか」まで考えることが、看護師には求められている。難しさは確実に増している。それでも、大変さ以上に仕事から得られる喜びも増えた。医師やリハビリスタッフ、MSWなどと一緒に悩みながら、患者さんとご家族が安心して地域での生活へ戻れるよう支えていく。その中心で患者さんの日々に寄り添えることに、看護師としてのやりがいを感じている。
地域の高齢化が進む中、「この地域にこの病院があって良かった」と思ってもらえる存在になること。そして、その過程に自分自身も関わっていくこと。地域にとって本当に大切な病院になっていく。その歩みに参加できることが、今の私にとって一番の仕事のやりがいである。