仕事のやりがい

Vol.066
2026.08
看護師
勤続年数: 1年3ヶ月

佃訪問看護ステーションの一員として

応援ナースとして佃訪問看護ステーションに入職して、1年3か月。最初に驚いたのは、中央区のど真ん中に、これほど多くの高齢の方が暮らしていることだった。高層マンションの一室にも、昔から続く路地の奥にも、誰かの生活がある。訪問を重ねるうちに、窓の外から眺めていた街が、顔の浮かぶ人たちの街に変わっていった。訪問件数は、まだ多くない。それでも、地域のケアマネジャーや病院のMSWに、佃訪問看護ステーションの名前を少しずつ覚えてもらえるようになった。新しい相談をいただくたび、うれしさと同時に身の引き締まる思いがする。その先には、自宅での暮らしを続けたいと願う患者さんと、支える家族がいるからだ。
「このステーションの力になりたい」。働くうちに、その思いは日ごとに強くなった。そして今年、応援ナースから常勤職員になった。ここで続けていきたいと思える仕事と、場所に出会えたことがうれしい。訪問先での小さな変化に気づき、必要な人につなぎ、明日も安心して暮らせるよう支える。そんな仕事をしていると、当院の理念にある「地域の礎」という言葉に、自分の仕事が重なる瞬間がある。石川島記念病院が、困ったときに思い出してもらえる病院になっていく。その道のりを、この街の人たちとともに歩めることが、私の仕事のやりがいだ。