当院のご紹介
各部紹介
リハビリテーション科理念
私たちが考える、「患者さん一人一人に最適で質の高いリハビリテーション」とは、これまでの考え方・生活を尊重し、今の障害に共に向き合い、未来の生活を自分で切り開けるようになることであると考えています。
回復期リハビリテーションとは
- ・脳卒中、頭部外傷、神経筋疾患等の脳血管疾患
- ・大腿骨頸部骨折、脊柱圧迫骨折等の運動器疾患
- ・廃用症候群
※詳しい対象疾患についてはお問い合わせ下さい
疾患別リハビリテーション料
- ・脳血管疾患等リハ料(I)
- ・呼吸器リハ料(I)
- ・運動器リハ料(I)
回復期リハビリテーション病棟入院料1 - ・体制強化加算(I)
※2022年8月より
回復期リハビリテーション病棟に入院することができる対象患者さんや入院期間は厚生労働省によって定められています。医学的リハビリテーションを集中的に行うための病棟であるため、リハビリテーションの提供体制や病棟環境が一定の基準を満たしていることが求められます。
当院では回復期リハビリテーション病棟に入院された患者さんに対し、26名(PT18名、OT5名、ST3名)のスタッフが毎日(365日)個人の身体状況に合わせた個別性の高いリハビリテーションプログラムを作成し、提供させていただいております。
また、月に一回程度、患者さん一人ひとりを対象に医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカーなど多職種で検討会(カンファレンス)を行い、現在の身体状況、環境や使用できるサービスなどについて情報共有しています。また、家族との面談を通じ患者さんやご家族の希望に沿ったリハビリテーションの提供を心掛けております。
当院リハビリテーションの特徴
①リハビリテーション
-
● オーダーメイドのリハビリテーション
患者さん一人ひとりの疾患・身体状態・目標に合わせた個別性の高いリハビリテーションを提供しています。 -
● チームで検討
患者さん一人ひとりに対しては担当制をとりながら、チームにてフォローすることで経験の浅いセラピストの技術向上・マネジメント力向上を図っています。
導入治療機器
-
● 早期からの運動量増加への取り組み
下肢装具を数多く備え、入院早期より起立・歩行練習を積極的に行い下肢運動量の確保に努めています。また、活動量計を活用し病棟生活での運動量の増加にも努めています。
-
● 神経筋電気刺激装置の活用(IVES、ESPURGE)
IVES(OG技研)やESPURGE(伊藤超短波)といった神経筋電気刺激装置を早期から運動療法に併用し、効果的な機能改善を引き出しています。
-
● 筋電を用いたバイオフィードバック療法(TS-MYO)
治療のプロセスを数値化されたデータで示すことで、“気づき”、“自己調節の意識化”、“動機づけ”などに役立てています。従来の治療と併用することで相乗効果も期待できます。
-
● 個別に作成した自主トレメニューの提供
活動量を確保し、退院後も継続できる運動習慣を獲得するため、自主トレの積極的な導入。患者さん一人ひとりの身体状況に合わせた自主トレメニューを作成し、提供しています。
②病棟での生活
-
● 自主性と安全性のバランスをとったADLの設定
病棟生活では安全性を高めようとすると患者さんへの介助量が増え、反対に自立度を上げると病棟生活での安全性が低下しやすい傾向にあります。リハビリテーションスタッフ、病棟スタッフ間で連携をとり、患者さん一人ひとりに合わせたADLの設定を行っています。 -
● 病棟自室の環境設定、適切な補助具の選定
患者さん一人ひとりの身体状態やリハビリテーションの進み具合にわせ、適宜自室での環境設定や、一人ひとりに合わせた車椅子、歩行補助具の選定を行っています。また、退院後の生活に合わせた適切な環境設定も行います。
③退院調整
-
● 患者さん、患者家族の希望に沿った退院調整
月1回の家族面談にて伺った希望をもとに、個別の事情に合わせ提案をさせていただいています。その際、福祉用具や家屋改修を含めた環境調整と、福祉サービス調整両面から行います。また、多職種でチームを作りそれぞれの専門性を生かし連携することでスムースに退院後の生活を送れるように支援いたします。
④退院後自宅・地域での生活
-
● 退院後の地域生活を視野に入れた支援
どのような障害があっても、あるいは年老いても、家族そして地域社会の一員として役割を担うことは、その人の存在感を示すことにつながります。私たちはチーム医療を通し、患者さん一人ひとりがその人らしく生きられるよう、自立生活と在宅復帰をサポートします。 -
● サスティナブルな地域生活へ
入院生活中に定着させた自主トレーニングや、退院後のアクティビティの提案等を通じ患者さん、家族が退院後の生活に能動的に関わることが重要です。そうすることで慣れ親しんだ地域で持続可能な生活を送れるように支援を行っています。
教育
1年目は、先輩スタッフに評価や治療技術の指導を受け、リスク管理をしながら患者様の治療を行っています。2年目は、自立して患者様の治療を行いますが、必要に応じて先輩スタッフのアドバイスを受けています。さらに各種学会や研修会への参加を積極的に行っています。また、グループ内のTQM活動や研究発表会への積極的な参加も行っています。
健育会グループの教育と研修
健育会グループの人材育成の方針は、「頑張る人を応援」し、「頑張った人を評価する」です。職員一人ひとりが能力向上をめざすのは医療人として当然の義務であり、それをサポートするのが経営の役割であると考え、全職員の職務能力、医療の質、サービスの向上につながる教育・研修の機会を設けています。各院内・施設や健育会グループ合同での教育・症例発表会は活発に行われており、また院外の学会やセミナー等にも積極的な参加を奨励しています。
グループ内研究、研修会
- ● 看護・リハビリテーション研究会(毎年3月に開催)
- ● TQM活動発表セミナー(毎年2月に開催)
- ● チーム医療症例検討会(毎年6月に開催)
- ● 医師研修会(毎年10月に開催)
- ● 看護管理研修(毎年3回開催)
- ● 介護リーダークラス研修(毎年2回開催)
- ● 新人研修会(毎年4回程度開催)
- ● 新社会人研修会(毎年4月/10月に開催)
グループ外研究、研修会
- ● 日本看護研究学会
- ● 日本医療マネジメント学会
- ● リハビリテーションケア合同研究大会
- ● 日本救急医学会総会
- ● 日本慢性期医療学会
- ● 医療の改善活動全国大会
- ● 全国介護老人保健施設大会
- ● 日本プライマリ・ケア連合学会
資格認定
[資格認定]
- ・登録理学療法士(理学療法士協会)
- ・運動器認定理学療法士(理学療法士協会)
- ・公認心理士(厚生労働省)
- ・福祉住環境コーディネーター2級/3級(東京商工会議所)